フジテレビ 日枝氏宅に「停波しろ」落書き。警視庁が器物損壊容疑で捜査

フジテレビ 日枝氏宅に「停波しろ」落書き。警視庁が器物損壊容疑で捜査

フジテレビ日枝氏宅に「落書き」

東京都杉並区にあるフジテレビの日枝久取締役相談役の自宅近くで11日午前、通行人が「壁に落書きがある」と110番通報した。「フジは停波しろ」などと書かれており、警視庁荻窪署が器物損壊の疑いで捜査を進めている。

警視庁によると、落書きは日枝氏宅の南側と西側の壁2カ所にあり、11日午前10時過ぎに確認された。黄色のスプレー塗料のようなもので「フジは停波しろ」と読める文字が記されていた。南側の落書きは縦約1メートル・横約3.5メートル、西側は縦約1メートル・横約4.8メートルにわたっていたという。

日枝氏はフジ・メディア・ホールディングス(HD)の取締役相談役も務める。タレントを引退した中居正広氏をめぐる女性とのトラブルを発端とした問題に関連し、日枝氏の責任を問う声が出ている。

報道記事

日枝久氏の自宅落書きついて「みんなはどう思う?」

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日枝久氏宅への落書きについてどう思う?

日枝 久(ひえだ ひさし)について

日枝久(1937年12月31日生まれ)は、日本の実業家であり、フジテレビおよびその親会社フジ・メディア・ホールディングスの要職を歴任した人物です。

経歴

  • 出身地:滋賀県
  • 学歴:早稲田大学法学部卒業
  • 1961年:フジテレビに入社
  • 1989年:フジテレビ社長に就任
  • 1997年:フジテレビ会長に昇格
  • 2007年:フジ・メディア・ホールディングス(FMH)設立と同時に代表取締役会長兼CEOに就任
  • 2017年:フジ・メディア・ホールディングス取締役相談役に就任

影響力と評価

  • フジテレビの黄金時代を築いた功労者
    1980年代から90年代にかけて、フジテレビは「楽しくなければテレビじゃない」というスローガンのもと、バラエティ番組やドラマで圧倒的な人気を誇りました。この時期、日枝氏は経営の中心にあり、フジテレビを視聴率トップの放送局へと導きました。
  • ライブドア買収騒動での対応
    2005年、堀江貴文氏率いるライブドアがニッポン放送の株を大量取得し、フジテレビの経営権を巡る攻防が勃発。この際、日枝氏はライブドアとの敵対的買収を防ぐために、ソフトバンクなどと協力して対抗策を講じました。最終的にフジ側が買収を防ぎ、日枝氏の経営手腕が評価されました。
  • 晩年の評価は賛否両論
    2010年代以降、フジテレビの視聴率低迷や不祥事が相次ぎ、「日枝体制の長期化」が問題視されるようになりました。特に、一部では「派閥政治の温存」「経営の硬直化」などの批判もあり、2020年代に入ると影響力が弱まっていきました。

最近の話題

  • 中居正広氏のトラブルに関連?
    2024年、元SMAPの中居正広氏を巡る女性問題の報道が過熱。その中で、フジテレビ関係者の責任を問う声が上がっており、日枝氏の影響力や対応にも関心が集まっています。

まとめ

日枝久氏は、フジテレビの黄金時代を支えたカリスマ経営者でありながら、近年は長期政権による弊害や視聴率低迷の責任を問われることも多い人物です。フジテレビの盛衰とともに歩んだ日本のテレビ業界のキーマンといえます。

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